大人の目では、「このオモチャはきっと子供が喜ぶに違いない!」と思って買って見たものの、最初に少しだけ触って、全然遊んでくれなかったりするものです。私も毎月、いろいろ頭を悩ませながら、今のわが子に必要な玩具を探したりしますが、一番長く遊んでいるオモチャが意外なものだったので紹介します。
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うちの子が一番遊んでくれたおもちゃは実はコレ。
こんなに安いし、大人がみると、ただの色のついたコップなのですが、男女不問で、このオモチャがやたらと長く子供が遊んでくれるようです。
このおもちゃを何故、子供は喜ぶのか?
娘がどう遊ぶのかを観察してみると次のことが見えてきました
1.組み立てることを喜ぶ
このタイプのおもちゃではタワーのように組み立てるしかできないのですが、あきもせず何回も組み立てます。それをもとに達成感を味わっているのが見て取れます。
複雑すぎないこともよいのだと思います。
大人が見れば、一回り小さいコップを順々に組み立てるだけなのですが、小さい子供は意外に試行錯誤します。目で見て、どれが次のサイズか認識できないのか試してみてうまくはまるのを探すのです。必ず一つはフィットするものがあるので、放っておいてもいつかは答えにたどりつきます。
プラモデルを創る喜びの原点がこの中に詰まっているように思えます。
2.コンパクトにしまうことを喜ぶ
コップを内側に順々としまっていくときれいに収まります。
順番が違うと、しまえないのですが、子供の手探りで割と簡単にどこが順番抜けているか手繰り当てることができます。
パズルを完成させるのに繋がる遊びのように思えます。
3.水を入れたり、出したりして喜ぶ
子供は水が大好きです。形がなく、自由に変形する液体は子供の好奇心が掻き立てられます。その扱えないはずの水を閉じ込めたり、出したりして自由に扱えるための道具になるのです。(我が家ではお風呂で大活躍します。)
子供が最初に扱える道具とは実は「コップ」なのではないでしょうか。
人間は道具を使うことを本能的に面白いと思うのではないかと思います。
なんだか、おもちゃを選ぶポイントが見えてきた気がしますね。(長く使えるというのは水に強く破損しないということも大前提になります。)
あらためてまとめを書き出してみると
まとめ
・完成(Goal)がある。(組み立てたり、しまったり)
・子供にとって最適な難易度(難しすぎず、易しすぎない、達成感が味わえる)
・子供にとって扱いやすい(サイズや重量も重要)
・子供の力で形を変えられる要素がある(水、砂、粘土など)
まとめてみると、どんな玩具でもこれらの要素は持っていると思いますが
重要なのは「子供の視点で」というところです。
大人には簡単すぎても子供には面白いのです。
また、音が鳴るものが好きだったり、絵を描くのが好きだったり、絵本を読んでもらったりするのが好きだったり、実に小さいうちから、子供は個性が出るものです。
わが子をよく観察して、今の時期に何が最適なのか?
頭を悩ませるてみるのも、親としての喜びの一つだと思います。
コップがさね【楽ギフ_包装】 |
(画像提供:ペイレスイメージズ)
[記事公開日:201年月日]
[記事公開日:201年月日]
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