三匹の子豚の話

三匹の子ぶた
現在、主流の三匹の子豚のお話はく19世紀後半にジョセフ・ジェイコブスがその原型を作り、ウォルト・ディズニーがアニメーションで有名にしたと言われています。日本でも有名な話で、多くの人が子供の頃に一度は触れてきたのではないでしょうか。割と原作は残酷なシーンも多いため、ここでは子供向けに校正した内容で紹介させていただきます。


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あらすじ

母さん豚が三匹の子豚たちを自活させるために、外の世界に送り出す。
一番目の子豚はわらで家を建て、二番目の子豚は木で家を建て、三番目の子豚はレンガで家を建てる。
そこへ狼がやってきて、一番目の子豚のわらの家を吹き飛ばす。あわてて二番目の子豚の家に逃げ込むが、二番目の子豚の木の家も火で燃やされる。
二匹は三番目の豚の家に逃げ込む。狼はいくら息を吹き付けても、火をつけても、レンガの家を壊すことはできなかった。狼は三番目の子豚を家の外におびき出そうとたくらむが、子豚は常に狼の裏をかく。最後に狼は煙突から忍び込もうとするが、三番目の子豚が用意した煮えたぎる鍋一杯の熱湯に飛び込んでしまい、おおやけどして逃げていくお話。

このお話に込められた教え・教訓

急いで手っ取り早く行おうとせず、時間をかけてしっかり計画し考えて行動する方が結局は勝る。

三匹の子ぶたのストーリー

むかし、むかし、なかよしの三匹のこぶたの兄弟がお母さんと一緒に住んでいました。
ある日、お母さんが
「あなたたちもそろそろ自分の家を建てなさい」
と言いました。
三匹のこぶたは考えました。
一番上のこぶたは農夫からワラをたくさん用意して、ワラの家を建てました。
二番目のこぶたは木こりから木をたくさんもらって、堅い木の家を建てました。
三番目のこぶたはレンガ職人からレンガをもらって、一つ一つ積み上げて時間をかけて丈夫なレンガの家を建てることになりました。
一番上のこぶたと二番目のこぶたとは先に家が出来たので、お母さんを招待して、まだ家が出来ていない三番目のこぶたをノロッマ扱いをしました。
そしてとうとう三番目の子豚も家を完成させました。
三匹のこぶたの家が完成した頃、森のオオカミが遠くからこぶたたちの様子を見ていました。
「うまそうなこぶた達だ、一匹ずつ食べてしまおう」
はらぺこのオオカミがこぶた達の後を追いかけました。
一番上のこぶたのワラの家の玄関に来て、
「こぶたくん、このドアを開けてくれないかな」
「い、いやだよ。オオカミなんてあっちいけ!」
「そうかい、それなら、こんなワラの家なんて吹き飛ばしてやるさ。ふぅーーーっ!!」
ワラの家は瞬く間に吹き飛んでしまいました。
「うわ~オオカミがきたー!!」
一番上のこぶたは二番目のこぶたの木の家に逃げ込みました。
オオカミはまだ追ってきます。
「こぶたくん、このドアを開けてくれないかな」
「い、いやだよ。オオカミなんてあっちいけ!」
「ふん、それなら、こんな家、火をつけて燃やしてしまえ!」
メラメラと木の家はすっかり燃えて灰になってしまいました。
二匹のこぶたは一番下のこぶたが作ったレンガの家に逃げ込みました。
それでもオオカミはまだ追ってきます。
オオカミは三番目のこぶたの家も壊そうとしました。
ところが、息を吹きかけても、火をつけても、体当たりをしてもレンガの家はビクともしません。
オオカミはそこで家を壊すのをあきらめて、玄関に立って言いました。
「こぶたくん、俺はうまいりんごのあるところを知ってるんだ。」
「それは、どこ?」こぶたは狼に聞きました。
「東の森だよ。 明日の朝、俺が連れてってやるよ。」
「いいよ、何時ごろがいい?」
「じゃぁ、六時にしよう。」狼はそう言って帰って行きました。
こぶたは翌朝五時に起きると、東の森に行ってりんごを取ると、狼がやって来る前に家に帰って鍵をかけました。
狼は六時ごろやって来ると、愛想よく聞きました。
「こぶたくん、りんごを取りにいこう。 用意は出来たかい?」
「りんごはさっき森で取ってきて、もう美味しくいただいているよ。」
オオカミはカンカンに怒って、エントツから入ってやろうと屋根にのぼりました。
こぶたたちは、オオカミが屋根に登る気配を感じて、急いで暖炉に火を起こし、
大なべにお湯を沸かしました。グラグラとお湯が沸いたところへオオカミがエントツからザッブ~ンと下りてきました。
「あちちちちーーーーっ!!」
オオカミは叫んで森へ逃げていきました。
お兄さんこぶた達は三番目のこぶたに
「ありがとう、ぼくたちも丈夫な家を作るよ」
とお礼を言いました。
そして、三匹のこぶたたちは幸せに暮らしました。

原作の日本語訳はこちらから閲覧できます。
ラストはちょっと子供向けではないです。

参考動画

(制作:Walkers Company.inc)

※本文の物語と動画とは必ずしも一致しません。

絵本

動画より絵本を読んであげたいという方に、Amazonでも多くの種類が販売されていますので一例を紹介します。

[記事公開日:2013年12月14日]
[最終更新日:]

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