赤ちゃん育てて今さら知った「はらぺこあおむし」の真の意味

はらぺこあおむし
昔から子供に人気の絵本としてよく紹介されるエリック・カールの著名作「はらぺこあおむし」、英語のタイトルは「The Very Hungry Caterpillar」というそうです。そのままですね。
実は、表紙絵はしょっちゅう見かけていながら、なんかあまり美しくないと思ってしまい、中身を見たことなかったんですよね。
あらためて自分が子供を育てる立場になって、どんな本なのか知るようになり、素晴らしい作品だと思うようになりました。

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はらぺこあおむしの内容

内容としては、お腹を空かせた青虫が毎日いろいろな種類のものを食べていきながら、最後は蝶々になるというシンプルなお話ですが、その過程を通じて、甘いおやつやカロリーの高いものを食べすぎてお腹を壊すとか、野菜を食べてお腹の調子を戻すとか、食育の内容も含まれていて、青虫の通った後には穴が開いている仕掛け絵本となっており、子供の好奇心を刺激しながらも絵本全体として色彩も豊かで子供の美的感覚も磨かれそうです。

と、ここまでだったら誰でもわかるし敢えて記事にはしません。

個人的に思うはらぺこあおむしの真の意味

今、6か月になる次女の姿をみながら、青虫そっくりだなと思った瞬間がありました。
長女は割と食に対して、淡泊というか執着がないというか、そもそもあまり食べないのですが、次女はお腹が空くとひたすら訴えてきて泣きわめくのです。

そして最近寝返りができるようになって、ハイハイを試みながらまだ前に進めずその場で回転している姿がやけに愛らしいのです。「お前も努力してるな」とまだ髪の生えそろわない丸い頭をなでなでしてやりながら青虫みたいに思えてきました。

あおむしって食べるばっかりで、もぞもぞとはい回ることしかできないんですが、成長すると羽が生えて、自由に空を飛び回る美しい蝶々になれるんです。

人間の赤ちゃんも、今は食べてばかりではい回ることしかできないですが、
いろいろな経験を積み、成長して、自由に行動できる美しい存在になれるんです。

なんだか、このお話の中に人生がぎっしり入っている気がしてきました。
もちろん、人間はその成長の過程で、間違った道を歩んでしまうこともあるし、
美しい姿になれないこともあるかもしれません。
それでも、赤ちゃんのときは、誰しも等しく美しくなれる可能性を秘めた存在です。

「一人の親として、このあおむしちゃんを必ず立派で美しい蝶々に育ててあげたい」
ふとそんなことを感じたイクメンの日常の物思いでした。

参考までに

はらぺこあおむしの動画

※実際の絵本だと穴あきの仕掛け絵本でもあります。一応Amazonも貼っておきます。

[記事公開日:2014年6月26日]
[最終更新日:]

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